2006年09月30日
川俣晶の縁側辛口甘口雑記 total 2589 count

色遣いで感心したアパート・鮮烈な印象を与える逸品

Written By: 川俣 晶連絡先

 「西武多摩川線初乗車・パスネットも使えない衝撃の単線路線」で白糸台駅から武蔵野台駅まで歩いている途中で見かけたアパートです。

 青と緑の中間ぐらいの微妙な色です。それを嫌みにならないように白っぽく淡く使っています。鮮烈さと落ち着きが共存しています。

 とはいえ、その色だけで塗ってしまうと単調になります。この建物では、窓のひさしの裏側などのポイントになる部分だけ、同系色の濃い色をアクセントに入れていて、全体を引き締めています。写真で見ると同じ色に見えかもしれませんが、現物は違う色です。(ただし、同じ色の塗料を塗ったにも関わらず材質の違いから発色が違った……という可能性はあり得そう)

 全体として、周辺にある生活感溢れる様々な雑多なものが印象を弱めてしまっているのは残念。

色の良いアパート

 ちなみに、写真では現物の存在感を上手く伝え切れていません。

 現物を見たときは、本当にハッとさせられました。